2022年2月18日の金曜ロードショーは「チャーリーとチョコレート工場」が放送されます。
ちょっぴり奇妙でコミカル。一度観たらクセになる映画です。
所々に出てくる音楽が妙に耳について、しばらく口づさんでしまった、なんて人もいますよね。
子どもから大人まで楽しめるハートフル・コメディ映画です。
今回は本作のあらすじと、映画が数倍楽しくなるトリビアをご紹介します!
そして、チョコレート工場の見学によって起こる数々の出来事。
それらは、何を伝えようとしているのか。
工場の見学の意図について考察していきます。
チャーリーとチョコレート工場のあらすじ

世界中で愛されている、天才ショコラティエ・ウォンカ(ジョニー・デップ)の作るチョコレート。
けれども、ライバルにレシピを奪われたことでチョコレート工場は長期間、封鎖されていました。
しかし、不思議なことに、人の出入りがないはずの工場でチョコレートの出荷が依然として続いています。
出荷のため、世界中にばらまかれたチョコレート。
そのうちたった5枚だけに、チョコレート工場への招待券として「金のチケット」が封入されているのです…!
主人公チャーリー(フレディ・ハイモワ)をはじめとする、チケットを引き当てた幸運な5人の子どもたち。
彼らは親と共に謎に包まれたチョコレート工場へ足を運びます。
ウォンカに迎え入れられ、工場を訪れた子どもたちを待っていたのは、甘くて不思議でオカシな世界と奇妙なミッションでした……。
『チャーリーとチョコレート工場』は、明るく楽しいだけのファンタジー映画ではありません。
カラフルで奇抜で独特な世界観は、これから始まる子どもたちの冒険物語へと期待を抱かせてくれます。
ですが、そこにはなんとも不気味で奇妙な展開が待ち受けているのです。
ワガママな子どもたちを容赦なく成敗する皮肉さと、一方で心が温かくなるストーリーが同時に楽しめる映画です。
チャーリーとチョコレート工場が数倍楽しくなる!トリビア3選!
実は、「チャーリーとチョコレート工場」には、トリビアが隠されていたんです!
これを知っているのと知らないのとでは、楽しみ方が違いますよ。
では、早速トリビアを見てみましょう!
工場の庭園の数々は本当に食べれるの?

ウォンカが面白おかしく紹介するチョコレート工場のシーン、印象に残っていますよね。
庭園に広がるチョコレートの川、甘い木の実、数々のモニュメント。
あれ。実は、本物なんです!!!
全てパティシエが作った本物のお菓子だそうで、撮影中は甘い香りに包まれていたそうですよ。

チョコレートの川も本当にチョコレートで作ったらしく、ずっと使用していたから異臭がしていたとの噂も。
太っちょのオーガスタス(フィリップ・ウィーグラッツ)が頬張って食べていた草もCGではなく、食べられるように作られたものだとか。
ナッツ部屋のリスはCG?

お金持ちでワガママな少女ベルーガ(ジュリア・ウィンター)が「このリスがどうしても欲しい!」と言ったあのリス達。
CGではなく、半年かけて調教された本物のリスなんです!
1匹1匹のリスたちに拍手!リスって賢いですね。
リスたちの名演技にも注目です。
ウンパルンパこそCG?


ウォンカの工場で働く小人ウンパルンパ(ディープ・ロイ)。
全部で165人にもなります。
この人数にも驚きですが。
その165人をディープ・ロイ、一人で演じたというのです!
全部別撮りで合成したようですよ。
あの奇妙なダンスも歌も、独特な動きも一人ずつ違う動きになっています。
細やかな演出が重なって、壮大な世界観が出来上がったのですね。
一人一人のウンパルンパを見るだけでも楽しめそうです!
チャーリーとチョコレート工場の見学の意図を考察!
さて、ここからは本作が伝えたいことを考察していきましょう。
映画では、チョコレート工場を見学させたのは、ウォンカの後継者を探すためでした。
ですが、ずっと観ているとそれだけではないような気がするのです。
「チャーリーとチョコレート工場」が伝えたいこととは何か。
一緒に考えていきましょう!
それって愛ですか?
「チャーリーとチョコレート工場」では、チャーリーを含め5人の子どもが出てきます。

- 家は貧しいが、家族を一番に愛する主人公チャーリー(フレディ・ハイモア)
- お菓子が大好きな太っちょなオーガスタス(フィリップ・ウィーグラッツ)
- 大金持ちのワガママ少女ベルーガ(ジュリア・ウィンター)
- 負けず嫌いなバイオレット(アナソフィア・ロブ)
- 頭脳明晰ゲームオタクなマイク(ジョーダン・フライ)
工場見学中に、チャーリー以外の4人の子どもが一人ずつ脱落していくのですが、その時の親の表情がなんとも言えません。
チョコレートの川に溺れて、体についたチョコレートを舐めて歩くオーガストスに、お母さんは呆然とした顔をして出てきます。
ゴミまみれになってもまだワガママを言っているベルーガのお父さんはプライドズタボロの表情。
体が紫色になり、ガムのように軟体になって出てきたバイオレットのお母さんは、ふらつきながら歩いています。
そして、紙のようにペラペラに体が引き伸ばされたマイクのお父さんは、神妙な顔つきで出てきます。
この表情から、「今までの育て方は間違っていた」と認識したことが考察されます。
- 好きなだけ与えるのが愛ではない。
- 子どもは親のコピーではない。
- 子どもを尊重することと放任は違う。
子どもを思うが故、子どもへの愛が期待や欲に変わってしまったのでしょう。
育児をしていると、彼らの親の気持ちはとても理解できます。
親の在り方について省みる、そういう意図が隠されているのかもしれませんね。
そして、今一度「家族の大切さ」について問うているのだろうと思います。
本当に大切なものは、目に見えない思いやりや優しさ。
ウォンカがチャーリーの優しさに救われたように、私たちもチャーリーから学ぶことは多いでしょう。
ぜひ、家族で見てほしい映画です!
最後に
「チャーリーとチョコレート工場」についてのトリビアと考察について述べてきました。
楽しいだけでなく、コミカルで深く考えさせられる映画でもあります。
主演のジョニー・デップの怪演にもぜひご注目ください!
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