外は雨だし、こういう日こそテレビを観よう!
ということで、3歳と5歳の我が子たちとディズニープラスで「私ときどきレッサーパンダ」を観ました。

レッサーパンダ、面白いね。
レッサーパンダ、大きくて可愛いね。
3歳になったばかりの娘は、大きなレッサーパンダが可愛いと高評価。



おしりプリプリするのが楽しい。
女の子になったりレッサーパンダになったり忙しいね。
もうすぐ6歳になる息子は、ちょっとお下品な描写が気に入った様子(笑)
子どもたちと観て楽しめるだけでなく、メッセージ性もしっかりあるし、声優陣も魅力的です。
今回は、ディズニー映画「私ときどきレッサーパンダ」の感想を含め、映画の深掘りをしていきます!
ディズニー映画「私ときどきレッサーパンダ」の感想
映画「私ときどきレッサーパンダ」のあらすじ
舞台は1990年代のカナダ・トロントのチャイナタウン。そこに暮らすメイは伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようと頑張る13歳の女の子。
でも一方で、親には理解されないアイドルや流行りの音楽も大好き。恋をしたり、友達とハメを外して遊んだり、やりたいことがたくさんある側面も持っていた。そんな、母親の前ではいつも “マジメで頑張り屋”のメイは、ある出来事をきっかけに本当の自分を見失い、感情をコントロールできなくなってしまう。悩み込んだまま眠りについたメイが翌朝に目を覚ますと…なんと、レッサーパンダになってしまった!
この突然の変身に隠された、メイも知らない驚きの〈秘密〉とは?一体どうすれば、メイは元の人間の姿に戻ることができるのか?ありのままの自分を受け入れてくれる友人。メイを愛しているのに、その思いがうまく伝わらずお互いの心がすれ違う母親。様々な人との関係を通してメイが見つけた、本当の自分とは――。
ディズニープラス公式サイトより



初めてこの予告を映画館で見た時、レッサーパンダの主張が強くて内容が入ってこなかったけど、インパクト強すぎて興味が薄れなかったな〜。
13歳という多感な女の子の気持ちや日常を結構リアルに描いてるな、という印象です。
自分の13歳の頃を思い出しました←遠い目…
映画「私ときどきレッサーパンダ」を見ての感想(ネタバレ注意)
これは、好みが分かれる作品かと思いますが、個人的には楽しく観ることができました。
先にも述べましたが、13歳って思春期突入でホント多感な時期ですよね。
体の変化もあるし、自我も芽生えてくるー本当に子どもと大人のちょうど中間。
その多感な13歳の女の子のことをユーモア交えて描いてあるな、と思いました。
そして、母親の存在がいかに子どもにとって大きいか、というのも改めて感じました。
「お母さんの理想の子にならなくちゃ」「お母さんを悲しませたくない」「お母さんをガッカリさせるのが怖い」レッサーパンダになってしまってもお母さんのことを一番に考えてしまうメイの気持ちに、親としてハッとしました。



私も知らず知らずのうちに、子どもたちに期待を押し付けてしまってはいないか。
子どもにとってお母さんって本当に大きな存在なんだな。
自分の行動、言動、ちょっと振り返ろう。
そして、普段は黙っていても、ここぞというときに背中を押すのが父親だなぁ、というのも描いてあります。
子どもの小さな変化を見逃さず、必要なときにそっと背中を添える。
「お父さんは、今のメイも好きだな」という一言はメイにとって大きかったと思います。
本作の中で一番心に響いたのが、メイの友達のこの言葉!
「大好きだよ。メイはどんな姿でも。」
泣くーーーーーーー!
レッサーパンダの姿でも、人間でも「あなたはあなた。どんなあなたも大好き」。
本作は、この言葉がキーワードなのかな。
メイは実際にこの言葉を支えに、レッサーパンダと本来の自分のコントロール術を身につけていきます。
そして、どんどん垢抜けていって”自分らしさ”を見つけていくのです。


「ありのままのあなたが好き」ってやっぱり魔法の言葉だな〜とつくづく思いました。
あとは、メイたちが好きなアーティスト「4★TOWN」のメンバーの一人がBTSのジミンに見えて、楽しさが倍増しました(笑)





右から2番目の男の子がジミンに見えて仕方ない。
かっこいいアーティストを好きになっていくのも13歳頃からですよね。
その辺りも共感できて、楽しかったです!
映画「私ときどきレッサーパンダ」の豪華声優陣を紹介!


- 主人公メイ:佐竹桃華さん(なんと本作が声優初挑戦)
- メイの母ミン:木村佳乃さん(メイのことが大好きすぎて過干渉すぎる母)
- ミリアム役 : 関根有咲さん(リーダー的存在)
- アミー役 :れいみさん(ちょっとぶっ飛んだキャラ)
- プリヤ役 : 田村睦心さん(どんな時も冷静沈着)
- ジン役 :安元洋貴さん(メイの父親でよき理解者)
- メイのおばあちゃん役 : 定岡小百合さん
- タイラー役 :木村皐誠さん(メイの同級生でちょっと意地悪。木村さん本人も当時13歳!)
- とある中学生役:もう中学生さん
メイが恋する相手役には、声優の夏樹花江さんも!
そして、4★TOWNにDa-iCEが選ばれています。
声だけ聞いても楽しめる映画ですよ!
映画「私ときどきレッサーパンダ」トリビア3選
日本のアニメーションを参考にして制作
本作の監督を務めたのは、アジア系女性として初めて「アカデミー賞短編アニメーション」受賞したドミー・シー。
『インサイド・ヘッド』や『トイ・ストーリー4』などにストーリーボードアーティストとしても携わった経歴を持っています。
ドミー・シー監督は、「幼い頃から観てきた日本アニメからは、多大な影響を受けた」と語り、随所に日本のアニメから影響を受けた描写があります。


登場人物たちがテンション上がったときに見せるキラキラの目は『美少女戦士セーラームーン』から。


人間が動物に変身するというアイデアは『らんま1/2』や『フルーツバスケット』から影響を受けたようですよ。
2002年のファッションが楽しめる
本作は、時代設定が2002年ということで、当時流行っていたファッションやアクセサリーで登場人物たちは彩豊かに描かれています。
そしてたまごっちなど、2000年代に子ども時代やヤングアダルト時代を過ごした人たちには、たまらないアイテムが見れるのも楽しさの一つといえます。


メイたちの憧れの5人組アーティスト4★TOWNの楽曲は…
物語の重要な役割を果たすのが、メイたち4人組が憧れる5人組アーティスト「4★TOWN」。
90年代から2000年代にかけて大人気を博したボーイバンド「`NSYNC(イン・シンク)」を彷彿とさせる楽曲は、ビリー・アイリッシュと兄フィニアス・オコネルが手掛けていることでも話題です!
日本では、ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEが歌っています。
まとめ
誰もが通る思春期。
その思春期の女の子の心情や日常を描いている映画「私ときどきレッサーパンダ」。
親としての在り方、子どもの気持ち、友達の大切さ、好きなこと、やってみたいこと、そういうことを面白おかしく描いている映画だと思います。
食べ物の映像もリアルすぎて、息子は「お腹空いてきた」と言っていました(笑)
ぜひ家族で見てほしい映画です!
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