2022年3月1月からじわりじわりとウクライナとロシアの関係が悪くなっていき、3月現在には、たくさんの人を巻き込んだ大きな戦争になっています。
テレビのニュースで、町の人がケガをしていたり、小さな子どもが泣いていたりする姿を見て、心が痛くなったり辛くなっている人もいるでしょうね。
私もニュースでそういう姿を見ると、心が本当に苦しくなって涙が出て止まらなくなります。

自分のことのように痛みが伝わっている人へ。
ニュースや動画を見ていて辛くなったら、無理をせず見るのをやめましょう。
世界の動きを知るのも大事ですが、あなたの心を守るのも大事です!
私も目で映像を見てしまうと、心が痛くなって辛くなるのでニュースは新聞で知るようにしています。
ニュースと上手に付き合っていきましょうね。
ウクライナとロシアは、なぜ戦争を始めたのでしょうか。
そして、ウクライナとロシア問題から、私たちの身の回りに起こりうるケンカについても考えてみましょう。
すごく簡単に解説!ウクライナとロシアの問題


すっごく簡単に説明します。
ウクライナとロシアは、おとなりの国どうしで、今まで仲良しな兄弟のような関係でした。
ところが、ウクライナの首相(国のリーダー)が交代したら、ロシアの首相と意見が合わなくなりました。


ウクライナが周りの国と仲良くしたいから他の国が入っているグループに入りたい、と言ったら、ロシアが怒って「だめ!」と言ったんです。
ずっと仲良しのままでいたいロシアは、ウクライナが離れていこうとすることが許せません。
「話をしても分からないなら、ケンカだ!」
そして、始まったのが、ウクライナとロシアの戦争です。
日本も戦争をしていた時代があった
社会科や平和学習で学んでいる人は、知っていることですが、日本も外国と戦争をしていた時代がありました。
東京や大阪のほか、あらゆるところで爆弾を積んだ飛行機が1日中飛び回り、あちこちに爆弾を落とし、町中が火の海になり多くの人が亡くなりました。
広島と長崎には、原子爆弾といってものすごい威力の爆弾が落とされ、一瞬にして町が消えました。
原子爆弾はたった1発で、10万人以上の人の命を奪い、2022年現在も後遺症に悩まされている人がいます。
多くの人の命が奪われ、たくさんの町が焼かれました。
多くの人が泣いて苦しみました。
日本はたくさんの苦しみと悲しみから、「戦争はしません。」と宣言し、核兵器のない国になったのです。


ウクライナとロシア問題から自分たちの生活に結びつけて考えよう
身近に起こり得るケンカについて考えよう
ケンカしちゃダメでしょ!
ケンカはどっちも悪いのよ。
手を出したらまけよ!
こういう言葉をかけられた人もいますよね。
私も小さいころ、「ケンカ両成敗」とよく言われいました。
でも、ケンカは悪いことばかりではありません。
ケンカするから仲良くなれるし、何をしたら相手が嫌な気持ちになるのか、どうしたら仲良くなれるのか、を考えるきっかけになると思うからです。
しかし!!ケンカの方法は考える必要があります。



ケンカってそもそも、なぜ起こるのか。
それは、「自分と考えや意見が違うことを認めることができない」ことがきっかけでケンカになることが多いですよ。
「みんな自分とは違うんだ」ということをまず知ることが大事ですね。
ケンカになる前にストップする大切なポイント
ケンカになるのは「自分と考えは意見が違うことを認めることができない」ことがきっかけだと話しましたね。



おい、なんでちがうこと言うんだよ。
そんなこと言うなよ!
相手が分かってくれたらいいですが、違うままだとお互いにイライラ・ムカムカして、言い合いになって手や足が出始めて、もっと激しくなり机や椅子を投げ飛ばして怒りまくる人もいます。
そうなる前にストップできる自分になりましょう!



はじめからできなくてもいいので、まずは深呼吸をして心を落ち着かせましょうね。
そして「絶対に話し合いで終わらせる」と強く思いながら話を聞いたり意見を言ったりするといいですよ。
”戦争は小さなケンカから始まった”
私が小学1年生の担任をしていた時、平和学習の感想文にこう書いた男の子がいました。
ぼくは、戦争の話を聞いて、はじめは小さなケンカだったのかなと思いました。
ぼくも、はじめは言い合いのケンカだったのに、だんだん本気になってキックやパンチをするようなケンカをしたことがあります。
戦争は、キックやパンチのかわりに、ばくだんや銃を使うんだと思いました。
先生やお母さんたちが「ケンカしたらあやまろうね」「ケンカする前に話をしようね」と、なぜ言うのかわかりました。
ウクライナとロシアも戦争になる前に、話し合いの段階で、きちんとお互いが納得していたら、こんなことにはならなかったのかな。
もうこれ以上、悲しい人が増えないように、しっかり話し合いをして、お互いがちょうどいいところを見つけてほしいですね。
まとめ
ウクライナとロシア問題から、自分の生活と結びつけて考えることができましたか?
みんな違うのだから、その違いを認め合える世界になるといいですよね。
「君はそういうふうに考えていたのか」「僕の考えと違うけど、話を聞いたら思いが伝わったよ」と話し合いで物事を解決する力を身につけていきましょう!
「あなたのここが違ってステキ!」「あなたのその考え、私は思いつかなかった!すごい!」と相手のことを大事に思える自分でいましょうね。


みんなちがって、みんないい!
ちがうからこそ、世界は楽しいんだ!
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