もう、あさみさん、聞いてよ!
うちの子、また約束破ったんだよ!
ゲームの時間を家族で決めたのに。
平気で嘘つくし、もうほんとに毎日怒って疲れる。
ママ友さんに相談されました。
「約束を守らない」「決めたことをちゃんとしない」「平気で嘘をつく」
これは、小学校の先生をしている時も悩んでいる保護者が多かったな〜。
約束守ってほしい、決めたなら最後までやり遂げてほしい、正直に話してほしい。
私も我が子にも教え子にも、そうあってほしいと思います。

実は、とっておきの方法があるのですよ。
学級担任をしていた時も、我が子にも効果大!
簡単なのでぜひトライしてみてほしいです
子どもが約束を守らない時に効果的な対策と方法
至って簡単!
簡単すぎて腰抜かすほど!笑。
でも、これはピグマリオン効果と言って心理学的にも有効な手法なんですよ。
では、早速伝授しますね。
これだけです。
では、具体例を出してみますね。
ケース1.ゲームの時間を決めたのに約束守れない


子どもって、夢中になると周りが見えなくなるんですよね。(大人もそうか)
約束覚えてるんだけど、夢中になっちゃって、気がついたらお母さんやお父さんが怖い顔して立ってる…



あ、時間過ぎちゃてた!やば、怒ってる?
そして案の定、めちゃんこ怒られて、最悪ゲーム取り上げ〜ということも。
親もそんなことしたくないですよね。
芸能界の中でもゲーマで知られる本田翼さんが以前テレビ番組でこんなことを言っていました。



ゲームは時間で区切られると、消化不良で終わることが多いんですよ。
なので、「この場面クリアしたら終わり」「ここのシーンで終わり」みたいにゲームの場面で区切るとゲームを終えやすい。



なるほど!
これは一理ある!
私の母がまさに「ここの場面で終わりだからね」とよく言ってました。
やりきって終わっていたので特に怒られたことも消化不良になることもありませんでした。
ゲームの約束事は、時間ではなくゲームの場面で区切ることが前提で、さらにそろそろストップしてほしい時に一声かけます。



そろそろ◯分経つし、この場面で終わろうね。
そして、子どもがきちんと場面で電源を切ったら、すかさずこう!



ちゃんとこの場面で終えたね。
お母さんの話聞いてくれてありがとう!
正しい行動をした(=ゲームの場面で終えられた)ことを言葉(=ちゃんとこの場面で終えたね)で伝えます。
言葉にすることで、子どもは自分の行動が言語化されて、自分の行動を客観的に認識しやすくなります。
自分のしたことを客観的に知れた→お父さんとお母さんが「ありがとう」って褒めてくれた→快感!
この快感を味わうことで、約束を守ると気持ちいいな、と思えるんですよ。
毎回言うのは確かに疲れますが、始めに何度か「この場面で終わり」「ここでやめよう」と伝えるうちに子どもは感覚で「そろそろやめる時だな〜」と掴めてきます。
なんでも習慣づけるには、初めが肝心!
うちの息子は5歳ですが、テレビ視聴も40分超えると「お母さん、テレビ終わりにするね」と自分から言います。
子どもは賢いので、なんとなく感覚で”やめ時”が分かるんです。
子どもの”やめ時”感覚を育てていきましょう!
ケース2.自分で決めたことを守らない
うちの子の例を出しますね。
5歳になった時、こどもちゃれんじを始めました。
約束として「毎日1ページする。」
でも、楽しいと忘れがちに…。



毎日1ページするって自分で決めたのに。
今日、ワークしてないよね?
むむむ、となることもあります。
そのときは「今日はワークした?」とひと声かけて、ハッとしてワーク始めたら、すかさずこう!



切り替えスイッチ自分で入れたね!
これ、教員している時も効果的でした!
楽しくてお喋りが止まらない、おふさげタイムに入ってしまった、そういった時にひと声かけてハッと気づいて自分からやめた時にこの言葉を言うと、どの子も目がきらっと輝くんですよ。
自分を律することができるから、行動を切り替えられるんです。
正しいことをしようと思うからこそ、ハッと気づいてやめることができるんです。
見事、行動を切り替えるスイッチを自分で入れたということです。
それをそのまま言葉にして、直接子どもに伝えます。
たったそれだけ。
その言葉だけで、子どもは切り替えられた自分を客観的に捉えられ、そして自分に自信がもてるようになるのです。
「自分で決めたでしょ!なんでできないの!」と怒るより、ちょっとひと声かけて、ハッと気づいて実行したときは、この言葉を伝えてたっぷり褒めましょう。
そして、もし気づきもせず実行もしなかったら、もしかしたら約束が本人にとって適切ではないのかも。
約束が守れないことが増えたら、お子さんと相談して約束のレベルをお子さんに合わせるといいですよ。
ケース3.平気で嘘をつく


子どもが嘘をつくには3つ理由があるといいます。
- 怒られるのが怖い
- 嫌われたくない、よく思われたい
- 後ろめたい気持ちを隠したい
その心理を知った上で、対策から伝授します。
嘘をつく、ということは善悪の判断がついているということです。
子どもが嘘をついていた、それがバレた時には、すかさずこう!



嘘をついていたことは悪いことだったね。
でも嘘ついたのは、それがいけないことだとわかっていたということだよね?怒られたくなかったんだよね?
嘘ついてるときって心がしんどかったでしょう?
話してくれてありがとう。
この言葉を聞いて、涙をポロポロ流す子続出です。
うちの子も幼稚園でのトラブルを話すときに嘘をついて、事実をねじ曲げようとしたことがありました。
話を最後まで聞いて、ん?と思って突っ込んで聞くと「嘘をついてた。」と白状しました。
その時も、この言葉を子どもに言いました。
もう大泣き!



うわーーーーん。ごめんなさい!
苦しかったよ。嫌だったよ。
ここ(胸)がちくちくして。
嘘は言わない。ごめんなさい!
うわーーーーーーーーー!!!
嘘をつくと心が痛む、この感情をしっかり味わうこと、私はこの感情を経験することも大切だと思います。
もちろん、嘘をつくことは良くないことなので、ここはちゃんと注意します!
怒られるのが嫌だった、だから嘘で本当を隠したという子どもの心の内を言葉で伝えることも大切です。
思いを言語化して伝える=代弁、そしてその思いに共感することも効果的です。
誰しも一度は嘘をついたことがあるはず。
その時の心の辛さは知っているので、その辛さを共感すると子どもが嘘から解放されるのが分かります。
特に言葉が未発達な小さい子は思いをうまく表現できないので、大人が言葉にしてあげることで思いを汲み取ってもらえた、認めてもらえた、と安心します。
「なんで嘘つくの!嘘つき!」と言ってしまうと、子どもは嘘に嘘を重ねてしまうことがあります。
そして、自分は嘘つきだと思い込んでしまう恐れがあります。
そうなると、本人の心はどんどん重く暗くなってしまいます…。
嘘は思いの言語化と共感で心を解放してあげましょう!
まとめ
子どもが約束を守るようになるための対策と方法をお伝えしましたが、参考になったでしょうか?
毎日怒ってばかり、寝顔見ると謝ってばかり、そんな日々とはおさらばしましょう!
怒るってすごいエネルギー使うので疲れますよね。
私は持病もあり体力があまりないので、怒るとしんどくてたまらないんです。
自分にも子どもにも優しい毎日を送るための秘訣やコツをこれからも発信していきますので、参考にしていただけると嬉しいです!
あなたは、毎日よく頑張っています!お互い楽しく子育てしましょう♪
コメント